【意外と上手く行かない…】
ASMRと防音室の相性を解説します。

ASMRの配信で静かな環境を求めて
防音室の購入を検討される方もいると思います。

ただ実際は暑かったり、
換気扇の音があったり意外と上手く行きません…。

この記事では
防音室の導入はどのくらいASMRに役立つか

また起きうる問題など
相性のほどを解説します。

ASMRと防音室

メリット

防音室を使うと

換気扇の音とホワイトノイズだけの環境

で収録できます。

なので完全な無音状態は作れず残念ですが

外の音は35~70dBまで減らせるため
ほぼカット、あとは機材の持つホワイトノイズだけです。

換気扇の音より大きな環境音に悩まされている
配信者さんにとって便利と言えるでしょう。

PCのファン

防音室を使う大きなメリットに
デスクトップパソコンなら

本体は防音室の外に置くことで
PCのファンノイズを隔離できます。

ケーブルは防音室の壁に穴を開けて通します。

PCの排熱で防音室内が暑くなることも防げます。

Wi-Fi

ちなみに防音室の壁は電波を通すので
Wi-Fiも基本繋がります。

スマートフォンが使えます。

デメリット

デメリットは沢山あります。

お高い

防音室を作っている信用できる企業さんは
YAMAHAとKAWAIで

小型の物でも60～120万円はします。

最安値はYAMAHAの
ユーザー組立型簡易防音室の約40万円、

それ以下の値段の防音室は
あまり良い噂を聞きませんので止めておきましょう。

せまい

広さは1.5畳ほど。

机、椅子、機材を入れたらいっぱいです。

部屋のスペースをとる

部屋に設置すると
その分部屋が狭くなります。

コンセントを引っ張って来たりと
ケーブル類で防音室周りもゴチャゴチャします。

賃貸の人は設置に大家さんの許可も要ります。

暑くてつらい

また密閉空間なので
長い時間使うと体からの熱と水蒸気により

高温多湿になって行きます。

そのため防音室にはエアコンも付けられて
室温、湿度調整が可能です。

ところがASMRだとエアコンを使えません…。

防音室はASMRでの使用は想定外
楽器の演奏やゲーム配信が主な使い道です。

換気扇だけだと夏はかなり暑くほぼ無理、

冬でも時間と共にだんだん暑くなって来るそうです。

理想の環境は？

空気の問題は大型の防音室ほど優しくなります。

理想は部屋全体を防音工事して
換気扇から離れた位置にマイクを置くこと、

ただし300万円はかかります…。

換気扇がポイント

防音室のエアコンとの相性が良いです。

（エアコンで調整した室温を保てます）

これはエアコンなしの場合は裏目に出ます。

暑くて外の空気を取り込むつもりで
換気扇を回しても暑いままです…。

ASMR中は熱交換機能をオフにしましょう。

湿度交換型

湿度もそのままにしてしまうタイプもあるので同様に注意です。

換気扇の体験方法

防音室は町の楽器店に展示されている事があり
換気扇を含め仕様をチェックできます。

YAMAHAの防音室体験の申し込みはこちらからできます。

また高価なためオーダーメイドに近いです。

相談してASMRに適した環境を作ってくれるかも知れません。

換気扇を止めると…？

換気扇を止めて
完全な静寂を作ろうとする人もいると思うので

どれくらい危険かも解説します。

助けが来ない

周囲から切り離された空間なので

一人暮らしの人が
防音室で倒れたら助けが来ません。

（倒れる音も外に届きません）

気付いてもらえた頃には手遅れでしょう。

防音室は小さな家みたいな物で
シックハウス症候群も引き起こします。

新築特有のあの臭いをかぎ過ぎるとなります。

防音室の代わり

何だかもう防音室は色々と大変なので
静かな田舎に引っ越した方が早いかもです。

田舎も夜は虫やカエルの鳴き声があるそうですが

探せばきっと良い所が見付かるはず。

押し入れ

もしくはお手軽に、
押し入れの中にこもるのも良いと思います。

私も試しに家の押し入れにもぐってみたら
そこそこ防音効果を感じました。

まとめ

防音室はエアコンが使えないという点で
ASMRには不向きな代物です。

換気扇の音とホワイトノイズだけの
環境を作れるのは便利なものの、

長時間の使用は厳しく
気を付けるべきデメリットも沢山あります。

防音室はASMR向きと見せかけて…

意外と上手く行かいないことを
お伝えできていれば幸いです。