
指数関数的に増加、の反対の意味の
指数関数的に減少(減衰)を
理系院卒の私がわかりやすく説明します。
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指数関数的に減少(減衰)とは
指数関数的に減少(減衰)とは
指数関数
y=(12)x
のグラフのように
最初は勢いよく、次第にじりじりと
0に向かい減って行くことを意味します。

略して指数的減衰とも言われます。
数式で定義するなら、0<a<1として
y=ax
のグラフがこの言葉を表します。
具体例はこちら
減少vs減衰
科学者の間では指数関数的に減衰の方がよく使われます。
これは0に限りなく近づくけど
0にはならない様に対し
減り衰えるがより精確な表現のためです。

指数関数的に減少でも意味は通じます。
減少には
y=−x
のように

0を通り越して負の数まで行くイメージがあります。
余談
微分方程式による理解
微分方程式という分野から
見た場合の定義を載せておきます。
意味する所は同じです。
定義
時間によって変化する数N(t)の変化量が
常に自身N(t)の負の定数-λ倍
すなわち方程式
dN(t)dt=−λN(t)
を満たすときN(t)は
指数関数的に減少(減衰)していると言う。
指数関数的に増加

ちなみに
y=ax
において1<aの時が指数関数的に増加です。

まとめ
指数関数的に減少(減衰)とは
最初は勢いよく、次第にじりじりと
0に向かい減って行くことを意味します。
減少より減衰の方が学術的に好まれます。