エレキベース 音楽

【エレキベース】
ノイズの原因22個と対処法まとめ

せっかくの良い演奏も
ノイズが混じると台無しです。

この記事は、

エレキベースにまつわる
ノイズの原因を集められるだけ集めて

また、なるべくノイズの被害を
減らせるよう対処法を載せてます。

エレキギターにも共通する所が
あるのでギタリストの方もどうぞ♪

弦由来のノイズ

弦と指の擦れる音

弦と指が擦れ音れた際のキュッとした音(フィンガーノイズ)
はエリクサー等のコーティング弦で解消できます。

弦のギザギザがフィルムの様な素材で埋められた
滑らかな触り心地なので、

ノイズを防ぎつつ演奏のしやすさも上がります。

またフィンガーイーズ(弦の潤滑剤)も有効です。

こちらはどんな弦にも使うことの出来る
摩擦減少スプレーで、

使用すると指が弦の上を
スーっと移動する様になります。

汚れ、錆びを取り除く効果もあり弦が長持ちします。

弦を押さえた時のカチッとした音

弦を押さえた時フレットに衝突する
カチッとした音を完全に無くす事は難しいです。

なので、より大きい音で誤魔化す方法がお勧めです。

弦を押さえた後すぐ弦を弾いて
音を出すとノイズを目立たなくできます。

ハンマリングみたいなイメージです。

もしくはリズムの味付けとして
受け入れてしまうのも良いかなと思います。

無くしたい人は弦表面が非金属製の
コーティング弦、ブラックナイロン弦で多少静かになります。

フレットレスベースに転向する最終手段もあります。

弦の張り続けノイズ

演奏後、弦を緩めず
常にチューニング済み状態にして置くと

次第に弦を弾いた時ビリビリという嫌な振動音が
ナットやブリッジの辺りでする様になります。

これは弦にテンションをかけ続けた結果、

柔軟性が失われてしまう事が原因なので
偶には緩めて休ませてあげましょう。

弦が古くなっている

古い弦になると、もう休ませても無駄な感があります…。

弾いても気持ち良く揺れてくれませんし、
錆びる事もあります。

弦の交換目安

ベース弦は3か月に一回の交換が目安です。

プロの人は1か月に一回は交換するのだそう、
少なくとも一年に一回は必要と思われます。

ボディ由来のノイズ

弦のビビり

弦を揺らすとフレット等に当たる(ビビる)
原因は沢山でボディ関連は

  • 弦高が低い
  • ネックが反っている
  • ピックアップが高い
  • 太い弦を使っている

です。

弦高が低い

弦高を下げ過ぎるとフレットに当たりやすくなります。

弦高は低いほど弾きやすいので調節が難しいです。

弦高はブリッジで調節できます。

ネックが反っている
  • ネックが順反っているとハイポジション(ブリッジ側)
  • ネックが逆反っているとローポジション(ヘッド側)

でビビりやすくなります。

ビビる箇所にバラつきのある際に要チェックです。

ネックの反りにはトラスロッドを調節します。

ピックアップが高い

ピックアップを弦に近づけ過ぎると、
ピックアップに当たってビビります。

電気回路的なノイズは
ピックアップが弦に近いほど少なく済むので、

こちらも調節が難しいです。

ピックアップの高さはネジを締めて変えられます。

太い弦を使っている

太い弦は揺れ幅も大きくビビりやすいです。

特に5弦ベースにおいては顕著、

これに対しては裏通しブリッジという物が
開発されていて弦の揺れ幅を抑えてくれます。

ネックの乾燥

ネックが乾燥して来ると弾いた時、

パキパキという軋み音がする様になります。

またネックが変形してしまい

ビビり、オクターブチューニング
にも影響するので湿度管理は大事です。

基本はケースにチャックを閉めて入れ、
直射日光を避けて保管しましょう。

レモン(もしくはオレンジ)オイルを
指板に塗るのも保湿に役立ちます。

ネジの緩み

偶にあるのが、

ペグやピックアップ調節後に
ネジの締めが甘い事です。

ボディの振動で
ネジも鳴るのできっちり締めます。

ベース全体の汚れを拭いてあげたり、

細かなメンテナンスが
結果としてノイズを防いでくれます。

人由来のノイズ

力の入れ過ぎ

強い力で弾きすぎると、
ビビったり余計な音が出てしまいます。

特に弦をピックアップに向かって揺らす
縦振動で演奏する人は要注意。

音量はアンプで稼ぐ事を基本に
指の力は抜きましょう。

爪が弦に当たる

爪が長いと指弾きした時
弦に当たってピッキングの様になります。

ギターには指の腹を使わず
あえて伸ばした爪で弦を弾く爪弾き

という方法もありますが、ベースでは切ります。

指が当たる音

爪を切っておいても
良く聞くと指の腹が当たる際、

ポンポンと音がします。

これも消す事は難しいので
なるべく優しく指を当てます。

もしくはゴーストノートの一種と見て
リズムに取り入れるのも有りです。

スラップ時のノイズ

スラップは特にノイズの入りやすい演奏方法です。

対処法としては、

弦の色々な所を叩いてみて
小さな力でも大きく鳴るポイントを見付ける事です。

タッピング同様アンプを通すと聞こえ方が変わります。

ミュートで消せる音

開放弦、ハーモニクスの暴発などはミュートで消せます。

やり方の例として

  • 左手の人差し指
  • 右手の親指
  • 右手の手のひら

を軽く当てて音を止めます。

電気回路のノイズ

アンプ由来

アンプの電源を入れると

ベースを繋いでなくても、
ジーッやブーという音がします。

これはアンプを起動した状態には付き物らしく、
今後の技術の進歩に期待するしかありません…。

大型の物ほど大きいノイズが出ます。

ゲインで増えるノイズ

ボリュームを上げると、
演奏音と一緒に含まれるノイズも大きくなります。

これについては、アンプのより

ベース本体のボリュームつまみを
優先して上げる事で改善されます。

家電からの干渉

部屋の中の家電(PCや蛍光灯など)
からも微弱ながら電磁波が出ていて

これをピックアップが拾うと、
ハムノイズと呼ばれるブーという音がします。

なるべく演奏に不要な物は
電源を落としたり離して置きましょう。

ハムバッカーという種類のピックアップは
ハムノイズを防ぐ様に作られています。

弦を触ると消えるノイズ

弦に触れている時だけ、

ノイズが小さくなる経験を
された人もいると思います。

これは人間からも電磁波が出ているためです。

弦に触ると弦を通して
体の中の電気が取り除かれるので静かになります。

Electric Guitar String Ground(弦アース)

近くの物が共振している

ベースの低音は共振を起こしやすいです。

カタカタと震える物は除けて置きます。

共振とは?

音の振動で周りの物が震えだす現象の事です。

シールド移動中のノイズ

シールドを通る際にもノイズは乗ります。

3mほどの短いケーブルなら大丈夫ですが
長くなるに連れ影響が増えて行きます。

この問題はDI(ダイレクトボックス)で解決します。

DI機能を備えたアクティブベースもあります。

機材の取り扱いミス

ケーブルの接続の仕方、ノブの操作、電池切れ

など機材使用時の
落とし穴は沢山あります。

説明書の確認が大事です。

まとめ

私の知っているノイズの原因をすべて書いてみました。

上記に当てはまらない人は
故障が疑われます…。

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