MathJax-LaTeXの数式に空白を挿入してみたら
CSSなしで分数を含むどんな数式も左寄せできたので紹介します。
(↓こんな感じです)
$$\frac{1}{2}+\frac{1}{3}=\frac{5}{6}\hspace{15cm}$$
私みたいにブロガーなのに
CSSの勉強をサボってる人に読んで頂けたらと。(╹╹*)
まず、良く知られている(と私は思ってる)
分数には使えないけどお手軽な左寄せする方法から。
基本の左寄せ
MathJax-LaTeXで数式を左寄せするには、
文章中に数式を表示させるコマンドを転用する方法があります。
これは気付いて使ってる人も多いと思います。
具体的に言うと、ワードプレスのブロックエディターに
と入力すると、
$$1+1=2$$
\(1+1=2\)
の様に$$で囲んだ方は中央に
\(で囲んだ方は左に表示されます。
しかし、この方法で分数みたいな
大きな数式を左寄せしようとすると
$$\frac{1}{2}+\frac{1}{3}=\frac{5}{6}$$
\(\frac{1}{2}+\frac{1}{3}=\frac{5}{6}\)
左寄せはされるのですが、小さくなってしまいます。
なので、この記事を書くことにしました。
空白を利用
分数などを左寄せしたい時は
空白を挿入するコマンド\hspace{}を使います。
ブロックエディターに
と書くと
$$\frac{1}{2}+\frac{1}{3}=\frac{5}{6}$$
$$\frac{1}{2}+\frac{1}{3}=\frac{5}{6}\hspace{5cm}$$
$$\frac{1}{2}+\frac{1}{3}=\frac{5}{6}\hspace{10cm}$$
$$\frac{1}{2}+\frac{1}{3}=\frac{5}{6}\hspace{15cm}$$
の様に表示されます。
{}の中の長さを増やすと左に寄って行って、
左端に着くと止まります。
完全に左寄せするには{20cm}くらいで十分だと思います。
ちなみに普通の数式もこの方法で左寄せできます。
$$1+1=2\hspace{15cm}$$
まとめ
MathJax-LaTeXの数式を左寄せするには
基本\(で囲む方法が簡単で便利です。
分数などは、ちょっと大変ですが
\hspace{}と入力して左に押し込みましょう。
おまけ
AMSmathコマンドの使い方
ワードプレスのMathJax-LaTeXで
AMSmathコマンドを使うには設定を変更する必要があります。
(↓AMSmathコマンドで入力できる記号の例です)
\(\approxeq\quad \because\quad \geqq\quad \gnapprox\quad \implies\quad \leftarrowtail\quad \nexists\quad \subseteqq\quad \therefore\quad \varDelta\quad \yen\)
プラグインからMathJax-LaTeXの設定画面を開いて、
MathJax Configurationの欄を
「default」→「Accessible」にします。
設定を保存すると次回からAMSmathコマンドが使えます。
(「default」のまま使うとエラーになります)