ASMRを配信できるサイト(プラットフォーム)
はYouTubeが一番有名ですが他にも沢山あります。
この記事ではニコニコ、Twitch、ツイキャスなど
YouTube含めサイトの特徴をまとめて
目的に合ったASMR配信(または視聴)
をできるのは、どこ?
に答えたいと思います。
配信サイト比較
日本人のいるASMR配信サイトは、主に7つあります。
ユーザー数 | 収益化 | 動画の保存期間 | 動画の最大長 | ライブ配信 | 提供元 | |
YouTube | 20億人以上 | ○ | 無期限 | 12時間 | 可 | アメリカ |
ニコニコ | 9000万人 | ○ | 無期限 | 6時間 | 可 | 日本 |
Twitch | 1億4千万人 | ○ | 基本的に2週間 | 48時間 | 可 | Amazon |
ツイキャス | 3400万人 | ○ | 無期限(条件) | 4時間(30分) | 可 | 日本 |
TikTok | 10億人 | × | 無期限 | 10分 | 審査あり | 中国 |
ZOWA | 不明 | △ | 無期限 | 4時間以上 | 不可 | 日本 |
bilibili | 1億7千万人 | △ | 無期限 | 4時間以上 | 可 | 中国 |
(ユーザー数は変動するので目安とお考えください)
ZOWAは2023年9月にサービス終了しました。
各サイトの特徴を見て行きます。
YouTube
ユーザー数で世界一のプラットフォーム。
多くの人に見てもらえるので、
特に理由が無ければYouTubeでの活動が効率良いです。
ASMRに厳しい
YouTubeはASMRを性的なものと見做すことが多いです。
明らかにアウトな事をしてる人もいますが
微妙なラインのものは全部アウトにしてる印象です。
これは恐らくユーザー数の多さ故でしょう。
YouTubeの運営さんもAIの力を借りつつ
チェックしていますが追い付かない様です。
実際、人間から見たら性的な事をしてるのに
チャンネルを収益化させてる人もいます…。
また、2022年6月の規約変更で未成年者(18歳未満)
によるASMRを明確に禁止しました。
VTuberで見た目の幼い人が活動しづらくなりました…。
ライバルが多い
YouTubeは一番人気のプラットフォームなので
ライバルも沢山います。
埋もれないために独自性を出す必要があります。
新規に優しいのは、
YouTubeの検索エンジンは必要とされている動画なら
チャンネル登録者数が少なくても上位表示してくれる事で
需要にあった活動ができれば後発でもチャンスがあります。
ニコニコ
規制の緩い日本人だけの動画サイト。
YouTubeでは怒られてしまう事をできたり
日本人を対象とした配信に向いてます。
規制が緩い
ニコニコは性的なASMR配信に寛容です。
おすすめ欄に、その手の動画が良く表示されます…。
空気については賛否両論あると思いますが、
余程のことをしない限り
アカウント停止にならないのは長所だと思います。
日本人のみ
ニコニコは基本、日本国内でのみ利用できます。
(海外からもVPNで繋げば利用できます)
ユーザー9000万人は、ほぼ日本人
英語で話しかられる心配はありません。
YouTubeのユーザーは20億人以上いますが
日本人の割合は5%程(1億人)らしいので
日本人だけを対象にするなら
聞いてくれる人の数はYouTubeと同じくらい多いです。
ライブ配信を残すのにひと手間
ライブ配信のアーカイブ(タイムシフト)
は一週間で消えてしまいます。
無期限で残すには一度アーカイブを
ダウンロードして動画投稿する必要があります。
Twitch
ライブ配信に特化した動画サイト。
ライブの画質が良い、ラグが少ない、配信開始のメールが必ず届く
という風にライブ配信に関してはYouTubeより快適です。
参加してくれたリスナーとの会話を楽しみたい人に向いてます。
リスナーは外国人
Twitchユーザーのほとんどは外国人です。
なので英会話の練習をするか
翻訳してくれるモデレーターさんを探したり
もしくは、いっその事No Talking ASMRにするなど
海外の人も楽しめる様にする工夫が必要です。
日本人で活動してる人は少ないので、
上手く行けば希少性を出せるはずです。
あとは、別のプラットフォームで宣伝して
日本人リスナーを連れて来るなら
Twitchでも日本語で配信できます。
大きくなるまで大変
Twitchにおいてチャンネルを見付けてもらえる
タイミングはライブ配信してる時のみなので、
登録者数が増えづらいです。
さらには、登録者の多いチャンネルから優先して
おすすめ欄に載ったり
サムネイルもライブ映像から自動で選ばれる
(自分で作ったサムネイルを載せられない)
ので、
小さいチャンネルのアピールできる機会は乏しいです。
動画の保存期間
本来、ライブ配信のためのサイトなので
アーカイブの保存期間は2週間と短いです。
提供元のAmazonのAmazonプライムに加入すると
特別に60日まで保存してくれます。
また裏技的に、ダイジェスト、アップロード機能を利用した
アーカイブを無期限で残す方法もありますが
こちらはTwitch運営さんの意図してない手段なので
恐らく、いずれ禁止等の処置がされそうです。
ダウンロードしてパソコン内で保存することは可能です。
ツイキャス
Twitter発の動画サイト。
元々はTwitterの友達間のスマートフォン配信を
楽しむために作られたそうです
今は実質、小さなYouTubeみたくなってます。
Twitterのフォロワー数の多い人に有利なプラットフォーム。
YouTubeに似てる
見た目は変わりますが
サイトのシステムはYouTubeとほぼ一緒です。
世界中の人と繋がれますし、
広告、メンバーシップで収益化も可能
アーカイブも無期限で残せます。
(タイトルを付けて6人以上に見てもらえたら)
唯一、動画投稿機能はありませんが、
これも動画をライブ配信して
アーカイブ化すれば解決します。
ユーザー層
ツイキャスのユーザーは若い日本人が多いです。
アイテム、というゲーム感覚の要素があって
友達同士で遊ぶ和気あいあいとした空気です。
アイテムと聞くとおもちゃみたいですが
配信者にお金をあげたり、
ツイキャス内での地位をあげたり
YouTubeのスーパーチャット、高評価、
にあたる物もあり重要です。
基本30分までの配信時間も、コインというアイテムを
リスナーから受け取ることで4時間に延ばせます。
コインは大体はもらえます。
ダメでも、30分ごとに枠を取り直して
配信を続けることは可能です。
TikTok
短い動画に特化したプラットフォーム。
投稿される動画は平均1~2分と短く
テンポよく楽しめる点で人気です。
YouTubeとの差別化に成功してるらしく
ユーザー数は10億人と巨大、フォロワーを増やしやすいです。
インパクトが大事
TikTokでは動画を流し見して楽しむので
リスナーを引き留めるインパクトが大事です。
ASMR動画も見た目が強烈な実写の物が
ほとんどで変化に乏しい映像は生き残れません。
短い間に内容を凝縮させる感覚が必要。
一方、ふとした思い付きで撮った動画が
偶々バズる手軽さもあります。
収益化で劣る
ライブ配信をしてリスナーからギフトをもらうと
収益を得られます。
ですが、収益化の条件は公開されておらず
(ライブ配信をするための条件も非公開)
また還元率も30~50%と低く
そもそも、TikTokのメインはショート動画なのもあり
お金を稼ぐのは難しいです。
なので、TikTokはフォロワー数を増やすために使い
別のプラットフォームでの活動等を宣伝して
収益はそちらで得ると良いと思います。
ZOWA
ASMR専用の動画サイト。
広告なしで楽しめるASMRを基本理念にしていて、
さらには音質、画質にも優れている
リスナーにとって最高のプラットフォームです。
しかし、配信者側のメリットは少ないです…。
ASMR専用
ZOWAでは投稿できる動画の種類を
ASMR一つに限っています。
ASMR好きの集まるプラットフォームとして開発された
ASMRを純粋に楽しむには最高の環境です。
配信者にとっては?
広告なしで視聴できるのはリスナーにとっては得ですが
配信者からすると収益の損失です。
加えて、現状ZOWAのユーザー数は
そこまで多くなさそう(詳細は不明です…)
なので、あまり配信者側のメリットがありません。
ASMRの練習をしたり、
ASMR好き同士での会話を楽しむ所だと思います。
あとはYouTubeのAIの誤判定でチャンネルを消されそう
になった時の動画の避難先になってくれます。
bilibili
中国で人気の動画サイト
日本人にとってのニコニコの様なもの。
ユーザーのほとんどは中国人
サイトの言語も中国語、
日本人には敷居の高いプラットフォームです。
しかしYouTube並に再生回数を稼げるので
中国語ができるなら、活動場所として申し分なしです。
中国語のサイト
bilibiliはサイト全体が中国語で書かれています。
日本人で活動している人は、
本人が中国語の勉強をしているか
もしくは事務所に所属して
中国語の翻訳、字幕作成を代わってもらう、などです。
ハードルが高いのでライバルが少ないです。
一方、中国の人は日本語を少しなら
わかってくれるので
ASMR動画程度なら日本人のも見てくれます。
中国は人口の多い国なので、
YouTubeに近い再生回数を稼げます。
収益を受け取りづらい
収益化の機能はありますが
引き落とすには中国現地に銀行を持つ必要があります。
収益を直接取りに行くにしても
送ってもらうにしても、手続きが大変です。
あとは、中国では無断転載が日常茶飯事なので
トラブルの際の外国語能力も大事です。
まとめ
ユーザー数でYouTubeとTikTokは群を抜いているので、
- 特に理由がなければYouTube
- ショート動画を作りたい人はTikTok
で良いと思います。
他のサイトについては、
- 日本人を対象に規制を気にせず活動したい人はニコニコ
- 日本人の若い世代と和気あいあいと配信したい人はツイキャス
- 外国の人を含め配信中のリスナーとの会話を重視する人はTwitch
- 中国語を活用したい人はbilibili
となります。
ZOWAに関しては配信者もリスナーもASMR好きの空気なので
友達作り、ASMRの練習に適します。