近年、
著作権者自ら曲をYouTubeにアップロードすることが増えました。
「無料で聞けちゃうけどいいの?」
と思ってしまいますが、
次の3つの理由があります。
- 広告収入
- 宣伝
- ファンサービス
順番に見て行きます。
YouTubeで音楽を無料で聞ける理由
広告収入
YouTubeで音楽動画を再生すると始めに広告が流れます。
この広告が再生されるほど
曲をアップロードした著作権者は広告収入を得ることができます。
有名なユーチューバーになると
広告収入だけで大金を稼げてしまうくらいで
無料に見えて、しっかりお金に結び付いています。
加えてCDを買ってくれる人のいなくなった古い曲も
懐かしんで再生してもらえれば、お金を稼いでくれます。
宣伝
インターネットの利用者は年々増え続け
YouTube並びSNSの宣伝効果はかなりの物になりました。
さらにYouTubeは無料でチャンネルを持てるので
テレビCMによる従来通りの宣伝に比べ圧倒的に安価です。
宣伝にYouTubeを利用するのは当然の選択と言えます。
具体的には、
メジャーバンド
メジャーバンドにとってライブ、新曲を告知する場になります。
動画を見てくれた人がライブチケットを購入
サブスクで曲を聞いてくれる、等の効果が期待できます。
インディーズバンド
駆け出しのインディーズバンドにとって
知ってもらわなければ何も始まりません。
無料で自分たちを宣伝できるYouTubeは
インディーズバンドの救いと呼べる存在です。
YouTube、ニコニコのインディーズを経て
メジャーデビューした人もいます。
ファンサービス
ファンへの感謝の気持ちを込めて
曲をアップロードすることもあります。
タイミングとしてはデビュー20周年記念だったり
東京ドームでライブ開催決定など、お祝いの意味が強いです。
アーティスト個人の意思のこともあります。
(災害の時、みんなを元気づけるため活動したり)
違法動画も、もちろんある
著作権者自ら曲をアップロードしてくれる時代になりましたが
昔から問題になっている通り、
一般の人が著作権者に断らずアップロードした違法動画もあります。
見分けるにはチャンネル名を見れば大丈夫です。
名前の右に、✓、♪、などの認証バッジが付いていれば
YouTubeが正式に認めたチャンネルです。
トピックチャンネルの存在
違法チャンネルと良く誤解されるのがトピックチャンネルです。
「アーティスト名-トピック」という名前をしていて
曲のフルバージョンが沢山アップロードされているので
ぱっと見、違法チャンネルです。
実はこれはYouTubeのシステムが自動で
正式にアップロードされた曲を集めて作ったチャンネルです。
合法なので安心してお聞きください。
YouTube Musicも後押し
令和の今、音楽をサブスクで聞く人が増えています。
YouTubeもこの流れに乗る様に
「YouTube Music」というサブスクのサービスを始めました。
こちらでも広告が再生されるので
著作権者の収入をより増やしています。
まとめ
YouTubeで音楽を無料で聞ける主な理由は、
- 広告収入
- 宣伝
- ファンサービス
の3つです。
曲を無料で公開した方が得、と判断した著作権者は
自らアップロードするようになりました。
一方で従来通り曲を無料公開しない著作権者も当然います。
YouTubeで無料で聞ける曲を見付けたら、
アップロードしてくれた著作権者に感謝ですね。