この記事ではPiascoreで楽譜販売経験のある
私のベースの耳コピ方法を紹介します。
ソフトの力で楽をするので、
初心者の人にもおすすめ。
ボカロ、アニソン、好きな曲を
自分でコピれるベーシストになりましょう♪
ベース耳コピのやり方
ベース耳コピが難しいのは
ベースの音が低くて聞き取りづらいからです。
なので、ソフトを使って音源を次のように処理します。
- 1オクターブ音程を上げる
- 中~高音域を取り除く
コツはこれだけです。
ベースを聞こえやすい高さまで持ち上げて
余分な音をカットする、
これさえ守ればベース耳コピは簡単です。
ソフトを用意する
使用するソフトに関しては、
先ほどの処理さえできるなら何でも大丈夫です。
音楽を編集できる環境を持ってない人は
例えばフリーソフトのSoundEngine Freeがおすすめです。
これは私も使用してるソフトで
無料の割には使い心地も良いです。
SoundEngine Freeはこちらからダウンロードできます。
具体的な手順
ここからは、ソフトを使って
実際に音楽ファイルを処理してみたいと思います。
耳コピする曲はこれです。(音量注意)
ベースが下の方でうねってるのは
わかりますが聞きづらいです。
1オクターブ上げる
曲の音程を1オクターブ上げてみましょう。
SoundEngineを開いて曲を読み込みます。
「音程」タグに移動して
「1オクターブ上げる」→「実行」で音程を上げれます。
できたのが、こちら。
金切り声みたいな曲になってしまいましたが
ベースの音が聞き取りやすくなりました。
ここから余分な音を取り除いて行きます。
中~高音域を取り除く
特定の音域をカットするには
「ボーカルカット」というエフェクターを使います。
「その他」から「ボーカルカット」を開きます。
ライブラリーに好きな名前を入力して
耳コピ用の設定を保存できる様にします。
エフェクターの設定は次の通りです。
- LPF:550Hz
- HPF:20Hz
- 定位:0%
- 幅:100
- カット:-96dB
- 効果/原音:100%
- 音量:0dB
下の画像みたく、なっていれば大丈夫です。
(クリックで拡大できます)
入力できたらライブラリーに「保存」、
右下の「OK」ボタンで曲に適用されます。
そして、完成品がこちら。
ベースの音を聞き取れる様になったと思います。
今は無理そうでも、耳コピはする程に
音を拾い上げる能力は向上するので
簡単な曲から始めてみましょう。
(今回の曲は16分音符多めで耳コピ難易度高いです)
ローパスフィルター(LPF)
先のエフェクター設定で
一番大事なのは、LPF:550Hzです。
これには、550Hzより高い音を
すべてカットする効果があるので
中~高音域を取り除くために使えます。
ベース耳コピの時は500Hz付近に合わせます。
600Hz、700Hzと増やして行くと
ベースの音が聞こえやすくなると同時に雑音も増えます。
400Hz、300Hzと減らした場合は、その逆です。
曲に合わせて最適な設定を探します。