じゃんけんの勝ち負けは運、
公平な決め方と言われますが
実際には、
相手の心を読む心理学
勝ちやすい手を分析する統計学
に精通している人の方が有利です。
最大の問題である”先出し”について解説して
じゃんけんへの疑問を解消します。
じゃんけんの問題点
じゃんけんには、
手を出すタイミングを合わせるのが難しい
という問題点があります。
こちらの動画をご覧ください。
これは審判付きのじゃんけんの公式試合で、
3回の手を出し合う素振りでタイミングを合わせた後
4回目の本番で勝負する方式が採られています。
タイミングが合わなかったら
審判が止めに入って最初からです。
それでも不完全
タイミングを合わせ切ることは難しく、
こちらの動画も再生速度を0.25倍にして見ると
何試合か後に出している方が勝っています。
先出しが一番の敗因
じゃんけんの弱い人の特徴は先出しです。
こちらの本田選手vsじゃんけん世界王者の試合も
本田選手はポンの合図の少し前に
手を出してしまっています…。
勝敗が
- 世界王者の勝ち
- 本田選手の勝ち
- 世界王者の勝ち
- 本田選手の勝ち
- 世界王者の勝ち
という綺麗過ぎる展開なので、
世界王者はすべて分かっていたと思います。
世界じゃんけん協会の会長も勝利するコツとして
- 先出ししない
- ランダムな手を出す
- 対戦相手の読みを理解する
の3つを挙げています。
本当に見切れるの?
相手が先出ししてくれると
手を読むヒントになります。
鏡の前でグー、チョキ、パーを作ってみると
チョキは人差し指、中指
パーは手が全体的に
グーはそのまま
意外と指の動きに表れています。
練習次第で勝ちやすくなります。
少なくとも、相手の指が動いたら
チョキかパーなので
チョキを出せば安心です。
じゃんけんが強い人
ここからは今まで私がされた事のある、
じゃんけんの強い人の手口を紹介して行きます。
特徴
- 最初はグー形式
- 音頭は自分でとる
- 手をじっと見て来る
じゃんけんの強い人は
相手の先出しを誘って
グー、チョキ、パーを見切り、
それに勝つ手を出せるみたいです。
ずるいかもですが
後出しはしてません。
最初はグー形式
「最初はグー」には
手を見やすい位置に
移動させる効果があります。
「じゃーんけーん」のタイミングで
自分だけ手を引っ込めて
反対側の手で覆って隠し
ポンで出すと、
一方的に相手の指を観察できます。
音頭をとってくる
音頭をとると「ポン」の
タイミングぴったしに出せます。
音頭をとられている人には
細かいタイミングは分かりません。
特に意表を突くタイミングで
「ジャンケンポン!」みたく素早く仕掛けると、
高確率で相手が先出ししてくれます。
手をじっと見て来る
見切りは昔からある技らしく、
OKWAVEにもこんな回答を見付けました。
一対一の場合ですが、先ず「じゃーんけーん」のとき、自分はパーの状態で待機します。相手はふつうグーの状態で待機している筈です。そこで、「ポン」のときに相手のグーの状態に少しでも動きが見られたら、自分はすかさずパーの状態からチョキに変えて出します。このとき、素早くパーからチョキに変えるためには、普通のチョキの形ではなく、親指と人差し指によるチョキの形がいいです。相手の手がグーの状態から動くということは、チョキかパーを出すということです。したがって、自分がチョキを出せば、勝つか、あるいはあいこに持ち込めるわけです。逆に、「ポン」のとき相手の手に動きが見られなかったら、そのままグーということなので、自分もパーの状態を変えずにそのまま出せば勝ちになります。
出典:OKWAVE「ジャンケンは本当に公平な決め方なのでしょうか?」
以上を鑑みて、
じゃんけんは公平な決め方というより
動体視力と反射神経の優れた人
にとって有利なゲーム
と思うべきです。
少なくとも、
勝つための技を使われると
心理的に動揺します。
じゃんけんの楽しい空気的に
文句も言いづらく
モヤモヤを抱えたまま
引き下がる事になります…。
代わりの決め方
なので本当に公平に決めたい時は、
じゃんけん以外の方法がお勧めです。
2人ならコインを握って
右手と左手、
どちらに入っているか当てて
もらう決め方があります。
3人以降については、くじを作りましょう。
面倒かもですが、じゃんけんもあいこが面倒です。
まとめ
じゃんけんは公平な決め方として
広く受け入れられていて
一つ余ったお菓子、誰が食べる?
みたいな日常の話題から
大きくは人生の分岐点にも関わります。
実は公平性は低めでゲーム性があり
じゃんけんの強い人、弱い人は確かに存在します。
大事な場面ではくじが良いと思います。