かぼちゃのおばけジャック・オー・ランタン、
これには元になった言い伝えがあります。
なぜハロウィンにかぼちゃを飾り付ける様になったか、
ジャック ・オー・ランタンの正体に迫ります!
(この記事は英語版のウィキペディアを参考にして書かれてます)
ジャック・オー・ランタンの意味
ジャック・オー・ランタンは英語で書くと、
Jack O’Lantern
で、これはJack of the Lanternの略です。
日本語にすると"ランタンのジャック"。
「ジャックってだれ?」なのかと言うと、
次のアイルランドのおとぎ話の主人公です。
<意地悪ジャック>
昔々、
アイルランドに通称 "意地悪ジャック” と呼ばれる男がいました。
ジャックは国中で狡猾な嘘つきとして知られていました。
ある運命の夜、ジャックの悪行と嘘八百は悪魔(サタン)
も聞き知る所となりました。
悪魔はジャックが噂通りの悪さをするか確かめに行きました。
ジャックはと言いますと、その夜、
酔っ払って田舎の石道を千鳥足で歩いてると何者かに出会いました。
奇妙なそれは恐ろしい顔をしている悪魔自身だったのです。
ジャックは遂に自分にも終わりが来たと悟りました。
(罪深い魂を奪いに来たと)
そこでジャックは悪魔に、地獄に行く前に
最後の一杯を飲ませてくれとお願いしました。
特に断る理由が無かったので、悪魔はジャック
を飲み屋に連れてお酒をたらふく飲ませてやりました。
喉の渇きが癒えると、ジャックは悪魔に支払いを頼みました。
驚くべくもなく、ジャックはお金を持っていませんでした。
ジャックは悪魔に銀貨に変身するよう言いました、
それで支払いを済ませて、
誰も見てない時に元に戻ってしまえば良いと。
悪魔はジャックの巧妙な悪知恵に感心して、その通りにしました。
瞬間、ジャックは銀貨になった悪魔をポケットの中に
十字架と一緒にしまい込みました。
十字架のせいで悪魔は変身を解くことができません。
ジャックは悪魔を自由にする代わり
魂を10年間奪わないことを約束させました。
契約から 10年後、再びジャックの前に悪魔が現れました。
先と同じ様に悪魔と出会ったジャックは、
地獄への永遠の旅路を受け入れた風でした。
地獄へ連れて行こうとする悪魔に
ジャックは空腹を満たすため、
りんごを一つもらえないか訊ねました。
愚かにも、悪魔はまたジャックの言う通りにしました。
近くのりんごの木に悪魔が登ると、
ジャックは木の周りを十字架で囲んでしまいました。
再び騙されて怒った悪魔は、自分を解放するよう求めました。
前したみたく、ジャックは2つ目の約束をさせました、
ジャックの魂をもう地獄へ連れて行かないと。
他に選択肢の無い悪魔は受け入れて自由になりました。
時は経ち、飲み過ぎが祟ってジャックは死んでしまいました。
意地悪ジャックの魂は聖ペテロの門を通って
天国へ行こうとしましたが、止められました。
ジャックの嘘と飲んだくれの日々は罪深く、
神は天国行きを許しませんでした。
そこでジャックは地獄の門まで降りて行って、
冥界に入れてもらうよう頼みました。
悪魔(サタン)はジャックとの契約があるので、
入れることができませんでした。
悪魔はジャックに
道を照らせるよう燃えさし(消えかけの火)をあげました。
ジャックは天国と地獄の狭間を彷徨うことになりました、
燃えさしをカブに入れて作った
ランタンだけ持って道を照らしながら。
なぜ、かぼちゃ?
ジャックがランタンを持って
彷徨う亡霊になったのは分かったけど
かぼちゃではなく、カブで作ってましたよね ( ,,`・ω・´)ンンン?
アイルランドの由緒正しいハロウィンでは
カブでお祭りの飾り付けをします。
かぼちゃを使う様になったのは、
アイルランドからアメリカに
ハロウィンが伝わってからのこと。
かぼちゃは大きくて迫力あるし、ランタンも作りやすいので、
アメリカ人はカブの代わりにかぼちゃを選んだそうです。
まとめ
ジャック・オー・ランタンの正体は
天国にも地獄にも行けず、
ランタンを持って彷徨うジャックの亡霊でした!
ハロウィンの夜はジャックに会えるかも・・・