数学 数学科

【数学者】向いている人、
おすすめの大学の選び方を解説

専門書を読む頭の良い人

この記事では数学者になれなかった私の経験を基に、

どんな人が数学者に向いているか
どのように大学を選んだら良いかを解説します。

日本の数学者就職は非常に難易度が高いので
私と同じ失敗をする人を減らせたらと思い書きました。

少しでも数学者までの道のりを簡単にできたら幸いです。

数学者に向いている人

次の3つのどれかに当てはまるなら、
数学者になれる確率は上がります。

  • 数学の成績が全国30位以内レベル
  • 需要のある分野を研究対象に選べる
  • 外国語を話せて海外でも働ける

才能・素質

優れた学力を持っていれば
厳しい壁も乗り越えられます。

目安としては、全国30位以内レベルです。

これは私が大学で感じて来たことと

文部科学省の、
ポストドクター等の雇用・進路に関する調査より

数学者に就職できている人が
年間30人程度と推測されるからです。

需要と供給

数学者も仕事なので
需要のある分野ほど就職が容易です。

例えば最近ではビッグデータと相性の良い
確率・統計の需要が高まりました。

敏感に社会の流れに対応できると
生き残りやすいです。

また活発に人、物が集まるので学生でも
研究に混ぜてもらいやすい利点もあります。

(最悪、数学者になれなくても職を得やすいのも安心です)

海外就職

海外の数学者の求人に応募できると、
チャンスが広がります。

数学者不足の所もあるので
そこに滑り込めれば比較的容易に就職できます。

アメリカの田舎の大学は
人手不足で狙い目という噂も聞きます。

数学は世界共通言語なので
そこまで高い外国語能力がなくとも働けます。

日本を飛び出す勇気も
数学者になるため必要です。

おすすめの大学の選び方

まず理想を言うと、

東大または京大で自分の研究分野に合った
指導教官の人に見てもらえるのが一番です。

数学者の仕事は新しい数学の定理を作ることなので、
高度な教育と研究に適した指導が必要です。

しかし実際には東大、京大に求めている先生が
いない場合もあるので二者択一もあり得ます。

高度な教育を重視

自分にぴったり合った先生がいなくても
近い領域にいる人に指導してもらう事は可能です。

数学の理論はすべて繋がっているので
自分の研究の理解にも役立ちます。

もしくは、いっそ指導教官の人の研究分野に
自分を合わせるのも一つの手です。

指導教官を重視

全国の大学を探せば
研究したいことに合った先生が見つかるはずです。

その際、メールのやり取り
可能であれば面談もしてもらい

何を研究したいか、
現在の研究室の状況でそれはさせてもらえるか等

先生との間の意思疎通が重要です。

入学した後に指導を断られてしまっては
手遅れです。

また東大、京大に比べると
その他の大学は温いので

数学者になりたい意志を伝えて
厳しい指導を求める姿勢も大事です。

鍵は指導教官

どちらにしても数学者までは
指導教官の人との二人三脚なので

十分な会話、調査を通して信頼できる
と思った人のいる大学を選びましょう。

まとめ

2017年、日本の数学者の需要は落ちていて

飛び抜けた才能もしくは
海外まで視野に入れた

自分を求めてくれる場所を探す姿勢が必要です。

その際、研究者を目指すのに適した環境。

特に相性の良い指導教官の先生との出会いが

きっと大きな助けになるでしょう。

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